以下はノートPCに、Debian 9 Stretch をインストールした後、
SSHサーバーにを構築した後、
鍵認証で接続する方法について設定した備忘録です
現在のSSHサーバーの状況
前回までの作業にて、
SSHサーバーを構築した結果、
以下の様な設定内容になりました。
/etc/ssh/sshd_configの内容の一部抜粋。
#Port 22 # 任意のポートに変更する。 Port 18022 # rootログインはパスワード認証以外を許可する PermitRootLogin without-password # 公開鍵認証を許可 PubkeyAuthentication yes # パスワード認証を許可 PasswordAuthentication yes # チャレンジレスポンス認証を拒否 ChallengeResponseAuthentication no # PAMを使用する UsePAM yes . . . .
”PubkeyAuthentication yes ”にて、
公開鍵認証を許可しているものの、
ペア鍵の生成をしていませんので、セキュリティ的には
弱い状況下にあります。
とりあえず、SSH接続ができて作業出来ればいいや、と言う
方以外は念の為、にペア鍵認証方式での
サーバー接続に変更した方が無難ですね。
特に、外部から接続を予定している場合、
必須作業です。
接続クライアント側でペア鍵の生成
今から行うのは、
接続しようとしているクライアント側での
内容です。
サーバー側では無いので、
作業内容を混同しない様に注意です。
もし、クライアント側でrootで作業をしている場合は、
一旦、一般ユーザーに切り替えてから
鍵の生成を行います。
クライアント側での設定
クライアント側にて、ターミナルを立ち上げ、
aihara:~ aihara$ ssh-keygen
尚、特別に場所指定をしないで、
鍵を生成した場合、以下のパスに保存されます。
Generating public/private rsa key pair. Enter file in which to save the key (/home/aihara/.ssh/id_rsa): ## 空欄 EnterでOK
次に、鍵に設定するパスワードを打ち込みます。
後程、SSH接続で鍵の設定する為のパスワードになりますので、
覚えておける程度の内容を設定します。
Enter passphrase (empty for no passphrase): Enter same passphrase again:
以下の様に、表示されれば
鍵が生成された事になります。
Your identification has been saved in /Users/aihara/.ssh/id_rsa. Your public key has been saved in /Users/aihara/.ssh/id_rsa.pub. The key fingerprint is: 55:9b:e6:0e:25:f7:36:90:99:15:67:4e:87:ef:6b:6d aihara@aihara.local The key's randomart image is: +---[RSA 2048]----+ | .. | | . o . . | | * ..... . . | | o.++.o..o . | | o +o=.S.o . . | | + .=E.o+ . o | | . o.o+o+=o o . | | o. +++o.o. . | | .oo..+. o. | +----[SHA256]-----+ aihara:~ aihara$
これで、接続予定のマシンのローカル上に、
鍵ファイルが生成されました。
cd ~/.ssh
上記コマンドにて、保存ディレクトリに
移動して、以下のファイルがあるかを
確認します。
id_rsa id_rsa.pub
もし、無い場合は
鍵生成に失敗しているので
生成する作業から、やり直します。
少し長くなってしまいましたので、
SSHサーバーに鍵認証で接続する設定 Part.2へ続きます。